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此処はポケモン擬人化軍隊企画、『御旗のもとに』参加キャラの専用ページです。 設置H20.2.29
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「おーい。ディーアー」
「………へ?」
ぼんやりと聞こえた声に瞬くと、「寝るなー」とライス中尉が目の前で手を振っていた。
ライス中尉の言ってる意味が判らなくて首を傾げ、そこで漸く自分が食事中だったのを思い出した。


-----


行方不明者の全員救助の一報が全隊に届き、あたし達陸軍は土砂災害現場から下山すると集合場所である避難所を目指した。
陸軍他、空軍海軍、負傷者の処置に当たっていた医療隊に、行方不明者の洗い出しをしてくれた情報隊。
そして避難所で配給活動や慰安演奏を行っていた軍楽隊。


―― それぞれの三日間が終わって。

―― さて、それぞれへとへとになりつつお湯を借りて泥を落とし、三々五々に集合するとちらほら聞こえる「お腹空いたー」の五文字。
…… そのぼやきに口火を切ったのは誰だったか。





『炊き出しすんぞーーーっ!!!!』





誰が言ったのか判らないが、鶴の一声の効果は絶大だった。
寸胴鍋やら炊飯器、飯盒とあっと言う間に調理器具を揃えると、さくさく役割を決めて調理に取り掛かっていた。
カレーにシチュー。大人数の料理の定番もあれば、ミネストローネなど趣向の変わったもの。
……誰が持ってきたのか判らないが、野沢菜を使ったの炊き込みご飯まであった。


-----


そんなこんなで漸くありついたあったかいご飯。
救助作業中あんまり胃に物を入れていなかったあたしは、あまり負担にならないようにシチューを選んだのだけれど……どうもやっぱり疲れは溜まっていたみたいだ。
手にしたスプーンの頭が浸かった ―― 所によりごろごろと不揃いな野菜が顔を覗かせている ―― シチューの表面にうっすらと膜が張っているのを見ると、どうも暫く経っていたっぽい。

「大丈夫かー?何か調子悪そうだけど」
「え…あ、大丈夫ですけど…何でですか?ライス中尉」
「だってなぁ…辛党のディアが珍しくシチュー食べてるし」

なー?と首を傾げるライス中尉に合わせて、「なー?」「だなー?」とアカガネ少尉とリク少尉まで声を合わせる。
……なんでこんなに息合ってんだろうとちょっぴり疎外感。

「えっえ、なに、あたしが辛い物食べてないと珍事なの!?
 それで言ったらルクス少尉が辛い物食べていない方が珍事でしょ!?」

あたし渋いの以外だったら何でも食べるもんっとルクス少尉を示せば「…………引き合いに出すな」とカレーを食べる手を止めてルクス少尉が答える。

「だって今回のカレー、大人数用だから普通の中辛ぐらいの辛さにしかしてないのにっ」

あたしも調理をしていたから、大体どんな味かは判る。
カレーは中辛と言ったけれど、普段食べ慣れている辛さからすれば、あたしやルクス少尉にとっては寧ろお子様用のカレーみたく甘いと感じる程だった筈。

「えー?だって…ルクスはいつもどーり、ノワキソースどっぷり掛けてたぞ」
「え!?」

隣を見れば、何時もの通りそ知らぬ顔でカレーを掬っていたルクス少尉が、何を寝惚けているんだと言いたげにあたしを見下ろす。

「……俺にソースの瓶を手渡したのはお前だっただろうが」
「ええ!?」

そう言われればそうかもしれなかったけど……覚えてない。
もそもそシチューを口に運びつつ、内心うわぁと頭を抱える。
だって…ルクス少尉に瓶を手渡した事すら忘れてるなんて……ちょっとまずいんじゃないかしら。


(もう帰路は寝て過ごそう)
(ああでも、軍楽隊の慰安演奏は…どうしようか)


聞いてみたいけれども…演奏中確実に寝てしまいそうだわ。
和やかに食事をする皆の声を聞きつつ、またシチューを食べる手が止まりそうになる。



―― 日常よ、お帰りなさい。



+++++

陸三中隊の皆さんをお借りしましたっ!!
炊き出しのメニューに関しては掲示板に挙がっていたものと、各日記で見かけた物を…。
捏造なので、この他のメニューがあっても良いと思いますっ。

ディアさんは疲労が溜まって体力レッドゲージです。
帰りはもそもそ寝ていると思われます^^

……な、何で被災地まで来たんだろう…車?列車?飛行機?
……無難にバス?とかかしら。

…………さ、最近寂しいなぁ。
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「待望の行方不明者のリストが出たわよー」
「ん…っと…んー…これだけじゃあ今何人見つかってないのか判らないわね」
あたしの疑問に、レプト准尉が端末の画面を見直す。
「ん?ああこれ一覧なのね。リアルタイムの状況はこっちのアドレスにアクセスして……これね」

レプト准尉が手元の端末を操作すると、名簿の一覧が開かれる。
情報隊が作成した名簿の上部には、救助者数/総行方不明者のカウンターが置かれ、行方不明者の一覧の内、身元の照会が済んだ行方不明者にはチェックマークが打たれ、更に灰色に変わった名前の横には、『救助』『重傷』『軽傷』だの簡単な詳細が表示されていた。

「……凄いわね」
「今のところ死亡者は無し…ね」

情報隊の手腕に驚きつつ、覗き込んだ画面はレプト准尉が更新ボタンを押す度に救助者数のカウンターが増え、数人に取り消し線が付いた。

「よし。このまま死亡者数0で救助を終わらせるわよ。レプト准尉」
「了解。一応全隊の通信兵に名簿が上がった事伝えて…って、あら」

レプト准尉が通信兵への全送信メールを送るのとほぼ同時に、彼の端末から鳴り響くアラート音の多重和音。
レプト准尉の端末を覗き込んでいた全員が固まる中、彼のラップトップの端末の画面はメールの着信を告げる大量のウィンドウで埋め尽くされた。


「「「「レプト准尉ーーーーっ!?」」」」


最早騒音と成り果てたアラート音に耳を塞いで叫べば、「あらぁ?」と頬に手を当ててレプト准尉が首を傾げる。
……如何やら他の隊の通信兵も同じ事を考え、名簿の確認を促すメールを送ったらしい。

「ん~皆考える事は一緒ねぇ」
「職務熱心なのは良い事だけどっ、その音っ、早く止めてーっ!!」

「はいはい」とプチプチ端末のキーを叩き、レプト准尉がウィンドウを閉じていく。
……まだ鳴り止まない。

「あらあら。随分多いわねぇ」

プチプチプチ……。
…………鳴り止まない。
プチプチプチプチ……。
…………鳴りや「あーうっせぇっ!」ブチっ……んだ。

「………何したの?」
「あ?無線通信の受信機切った」



((((………レプト准尉が普通の男言葉を喋ってるっ………))))



「しょーい」
「はいっ?」
普段のらくらしている眼が、眼鏡のレンズ越しに無機質に光る。
「ちょっとコレのカタつけて来るから此処離れて良いか?」
ちょいちょいと、無線通信を切った事でエラー表示の出ている端末を指しながら、レプト准尉があたしの顔を窺う。
「……ど、どうぞいってらっしゃい。レプト准尉」

「ん」と頷いて立ち上がったレプト准尉を、ぐーぱー掌を動かして見送っていれば、天蒼上等兵がしみじみ溜息を漏らした。

「普通に喋れたんスね……准尉」
「稀にね」
「……稀っスか」
「稀なのよ」

実力も能力も申し分無し。
ただその性格…というか…中身が…変わっているだけで。

「ま、普段の方が慣れたでしょ?」
「……確かに今の方が違和感ありますね」

こくこくと頷く一同に、パンパンと手を叩いて注意を促す。

「はいはいっ。残りの行方不明者が判明したんだからっ。
 残りの人達も全員助け出すわよ!!
―― 返事は!?」

「「「 了解っ 」」」






―― 最後の一人が発見されたのは、三日目の事。
―― 死者は0。
―― 負傷者も多くいたが救助者全員が生還した。






『山見える』… 物事の見通しが立つ。

+++++

って事で、ざっくりですが災害救助記事終了しました~。
後は慰安演奏と炊き出し記事で終わります^^


今回は今まで影の薄かったポリゴン2のレプト准尉の出番を増やしてみました。
ポリゴン2なので無性別ですよ。
外が男性で中身が女性^^;


御旗世界の兵種の区分は特に書かれてないですが…区分があるとすればディアレント小隊のメイン面子はこんな感じです。

レプト准尉@通信兵
アルマ軍曹@狙撃兵
水影軍曹@戦闘工兵

天蒼上等兵は…電気タイプなのを生かすと対空特技兵になるのかな…?
つかディアは何になるんだ…^^;遊撃戦歩兵のレンジャーか?
小隊長クラスの人達の殆どが近接戦だしなぁ…。

因みに私は通信兵と情報隊を分けてイメージしてますが…いいの…かな?
各小隊の通信機器を管理しているのが通信兵…な感じなんですが。
んで通信兵の上部組織が情報隊……。
な…夏風邪をひいてしまいました…orz
なかなか風邪をひかない癖に、ひくと厄介と定評のある私です…。

うぅ…とりあえず災害救助は後二本位書いて今月末には終わらせたい…です。

8月戦…の、意見出しにも行きたいのですが…何分風邪で頭が回ってません(T-T)
早く治して話し合いに参加したいですorz


が、頑張る!!

「少尉。しょーいっ」
天蒼上等兵から掛けられた声に、はっと顔を上げる。

大丈夫 ―― そう言おうとして言葉を止める。
あぁそうだ。少尉のあたしが休まなければ、彼らも休みをとれないんだ。
実際、あたしが休んでも休まなくても彼らは己の判断で休憩を取れる。
それでも ―― 此処は軍隊なのだから。

「レプト准尉。付近に反応は?」
「ん~~……っと……ぉ」
熱源探査機と二酸化炭素測定器の反応を見ていたレプト准尉が、四方の結果に首を振る。
「さっき助けた人で此処は最後みたいね」
「そう」

少し休憩 ―― と声を上げれば、付近に散開していた隊員達が「あー」だの「うー」だの呻きながら、水分を取りに集まってくる。
―― あっちの班はまだ余力があって…、その隣の班はちゃんと休ませないと次にダウンする。あぁ、脱水症状は…起こしてない…わね。
その様子をぼんやり眺めていれば、「少尉もちゃんと休まないと駄目」とレプト准尉から睨まれた。
「顔色悪いわよ」
「………そうかし…ら?」
首を傾げて聞き返せば、思いっきり頷かれて栄養補助のゼリー飲料のパックを渡された。
「…………」
手元のパックとレプト准尉の顔を往復させる事数度。
しぶしぶゼリー飲料に口を付ければ、「良し」と頷いてレプト准尉がその場を離れる。
「………………」
もっくもっくと大人しくゼリー飲料を呑んでいると、天蒼上等兵が恐々あたしの顔を覗き込んで来た。
「……何?」
「いえ。…あー、本当に顔蒼いんスね」
「はいこれ」と彼が手に乗せたのは ―― 。
「……ヒメリの実?」
「其処で生ってたんで。少尉食べといた方が良いっスよー」
水で洗われて雫を垂らした実を噛めば、ぴりっとした刺激が頭を醒ます。
「……美味し」
「あー。やっぱり少尉気力使い過ぎー」
「……………」
もこもこと木の実を齧りながら視線を逸らす。
「しょーいー。少尉が一番休み取って無いんスからねっ。ちゃんと休んで下さいよ~?」


………この後他の隊員にまで言われた。
………もっとしっかりしよう。


+++++

土砂崩れが微妙にストレスにつながるのはディアが鋼っ子だからです^^
(地震怖い 大地の力怖い…ガタガタ)


―― 雨水に洗われて泥濘む土砂の上に、大小様々な足跡が重ねられて行く。
―― 長く伸びた足跡は泥濘で滑ったもの。
―― 浅い足跡を上から押し潰す二対の足跡は、救助者を担架で運んだもの。


―― 泥濘の上に刻まれた足跡は
―― 命を救う為に走り回った者たちの痕跡


「要救助者発見!意識有り!レプト准尉、三次元座標の計測と他に熱源無いか確認して!!」

斜面から覗いた手を握り返し、声を張り上げて小太刀を構える。

「他熱源無し。障害物も無いわ。土塊だけよ!!」
「おっけいっ!!アルマ軍曹行くわよ!!」
「はい」
「レプト准尉サポートお願いっ」
「はいはい」
「天蒼上等兵、カウント5、水影軍曹とタイミング合わせて引き抜いて!!」
「ラージャッ」

「5,4,3,2,1」
「いきますっ」

あたしの氷の牙が救助者の周囲の土砂を凍りつかせると、重火器からカトラスに持ち替えたアルマ軍曹が凍って安定した土砂を切り払う。
開いた隙間を縫ってレプト准尉の電磁浮遊が救助者を包み込むと、天蒼上等兵と水影軍曹が浮いた土砂の間から引きずり出す。

「……っ、救助者確保ー!!」
「! 少尉、崩れます!!」

水影軍曹の注意がとんだ。
彼の危険予知を聞きながら、既にあたしの飛剣は熱を纏い、焔火を纏った飛剣は土砂に火の牙を立てる。
沸き立つ水蒸気。
炎の牙で水分を奪われた泥は、細かな砂になって降り注ぐ。
それをアルマ軍曹のかぜおこしが纏め上げ、離れた所に誘導した。

「大丈夫。そっちは!?」
「んー脈はしっかりしてるし…泥を呑んだ様子は無いわね。早々に気絶してたのかしら」
「今空軍の方と連絡がついて、医療隊へ搬送してくれるとの事です」

レプト准尉の言葉に安堵の息を吐くと、改めて土砂の山に視線を遣る。


―― あと、どれだけの人がこの土砂の下敷きになっているんだろう。


「……少尉。行方不明の確定は…」
「……まだよ。まだ情報隊から正確な人数が出て来てないわ」

今も、麓の避難所では情報隊による安否確認が行われている。
家族単位で纏まって避難している人達の確認は早いだろう。
……難しいのは、旅行などで単身入山した人達が居た場合の確認だ。

「少尉!此方でも生存者が!!」

小隊の一人が上げた声に、握り締めていた拳を解いて手を叩く。

「さあっ、次も助けるわよ!!」

『はい』と上がる声を連れて、次の場所へと向かう。



―― 早く、助けないと。



頭の何処かで、焦った声がループしていた。
……すんません自宅ブログ宛ての記事晒しとりましたorz

うん…メールの宛先を…ね。
間違えたんだ…。
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