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此処はポケモン擬人化軍隊企画、『御旗のもとに』参加キャラの専用ページです。 設置H20.2.29
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「待望の行方不明者のリストが出たわよー」
「ん…っと…んー…これだけじゃあ今何人見つかってないのか判らないわね」
あたしの疑問に、レプト准尉が端末の画面を見直す。
「ん?ああこれ一覧なのね。リアルタイムの状況はこっちのアドレスにアクセスして……これね」

レプト准尉が手元の端末を操作すると、名簿の一覧が開かれる。
情報隊が作成した名簿の上部には、救助者数/総行方不明者のカウンターが置かれ、行方不明者の一覧の内、身元の照会が済んだ行方不明者にはチェックマークが打たれ、更に灰色に変わった名前の横には、『救助』『重傷』『軽傷』だの簡単な詳細が表示されていた。

「……凄いわね」
「今のところ死亡者は無し…ね」

情報隊の手腕に驚きつつ、覗き込んだ画面はレプト准尉が更新ボタンを押す度に救助者数のカウンターが増え、数人に取り消し線が付いた。

「よし。このまま死亡者数0で救助を終わらせるわよ。レプト准尉」
「了解。一応全隊の通信兵に名簿が上がった事伝えて…って、あら」

レプト准尉が通信兵への全送信メールを送るのとほぼ同時に、彼の端末から鳴り響くアラート音の多重和音。
レプト准尉の端末を覗き込んでいた全員が固まる中、彼のラップトップの端末の画面はメールの着信を告げる大量のウィンドウで埋め尽くされた。


「「「「レプト准尉ーーーーっ!?」」」」


最早騒音と成り果てたアラート音に耳を塞いで叫べば、「あらぁ?」と頬に手を当ててレプト准尉が首を傾げる。
……如何やら他の隊の通信兵も同じ事を考え、名簿の確認を促すメールを送ったらしい。

「ん~皆考える事は一緒ねぇ」
「職務熱心なのは良い事だけどっ、その音っ、早く止めてーっ!!」

「はいはい」とプチプチ端末のキーを叩き、レプト准尉がウィンドウを閉じていく。
……まだ鳴り止まない。

「あらあら。随分多いわねぇ」

プチプチプチ……。
…………鳴り止まない。
プチプチプチプチ……。
…………鳴りや「あーうっせぇっ!」ブチっ……んだ。

「………何したの?」
「あ?無線通信の受信機切った」



((((………レプト准尉が普通の男言葉を喋ってるっ………))))



「しょーい」
「はいっ?」
普段のらくらしている眼が、眼鏡のレンズ越しに無機質に光る。
「ちょっとコレのカタつけて来るから此処離れて良いか?」
ちょいちょいと、無線通信を切った事でエラー表示の出ている端末を指しながら、レプト准尉があたしの顔を窺う。
「……ど、どうぞいってらっしゃい。レプト准尉」

「ん」と頷いて立ち上がったレプト准尉を、ぐーぱー掌を動かして見送っていれば、天蒼上等兵がしみじみ溜息を漏らした。

「普通に喋れたんスね……准尉」
「稀にね」
「……稀っスか」
「稀なのよ」

実力も能力も申し分無し。
ただその性格…というか…中身が…変わっているだけで。

「ま、普段の方が慣れたでしょ?」
「……確かに今の方が違和感ありますね」

こくこくと頷く一同に、パンパンと手を叩いて注意を促す。

「はいはいっ。残りの行方不明者が判明したんだからっ。
 残りの人達も全員助け出すわよ!!
―― 返事は!?」

「「「 了解っ 」」」






―― 最後の一人が発見されたのは、三日目の事。
―― 死者は0。
―― 負傷者も多くいたが救助者全員が生還した。






『山見える』… 物事の見通しが立つ。

+++++

って事で、ざっくりですが災害救助記事終了しました~。
後は慰安演奏と炊き出し記事で終わります^^


今回は今まで影の薄かったポリゴン2のレプト准尉の出番を増やしてみました。
ポリゴン2なので無性別ですよ。
外が男性で中身が女性^^;


御旗世界の兵種の区分は特に書かれてないですが…区分があるとすればディアレント小隊のメイン面子はこんな感じです。

レプト准尉@通信兵
アルマ軍曹@狙撃兵
水影軍曹@戦闘工兵

天蒼上等兵は…電気タイプなのを生かすと対空特技兵になるのかな…?
つかディアは何になるんだ…^^;遊撃戦歩兵のレンジャーか?
小隊長クラスの人達の殆どが近接戦だしなぁ…。

因みに私は通信兵と情報隊を分けてイメージしてますが…いいの…かな?
各小隊の通信機器を管理しているのが通信兵…な感じなんですが。
んで通信兵の上部組織が情報隊……。
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