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此処はポケモン擬人化軍隊企画、『御旗のもとに』参加キャラの専用ページです。 設置H20.2.29
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陸二の応援で湖へ

ゼロアワー(zero hour)
攻撃開始予定時刻



―― 近い。

先に聴こえたのは音だった。
銃撃に喧騒。火薬のはぜる音。
その次は臭い。
硝煙に血。肉と脂の焼けた臭い。

想像のつく戦場の惨状に眉を寄せる。
―― 勢いを殺さずに行けるかしら。
部下の全員が全員、血にはやる性格な訳ではないし、戦場の陰惨さに怖じ気づいて足が止まれば良い的だ。
援軍になんかなりゃしない。

「さあ、覚悟を決めなさい」

ゆっくりと、進む足は早足に。

「ただしその覚悟を、戦場で死ぬ覚悟だと履き違えた奴は、敵に殺される前にあたしがぶっとばす」

手元の発信機を操作し、陸二の背後に回るよう先行させたレプト准尉に合図を送る。
彼等に渡してあるのは閃光弾。
狙いは一瞬でも敵の視線を奪う事。だから味方の視線をなるべく奪わぬように、陸二の背後に回させた。

「最後まで、生き残る覚悟を決めなさい」

……閃光弾の狙いはもう一つ。

返る、短い点滅。
返す、短い点滅。

間。

「GO!!」

垂直に視界を横切った、光の尾を引く閃光弾を皮切りに、小隊の全員が顔を上げて戦場に斬り込む。
―― 足を止めた者は居なかった。

(成功、かしら)

閃光弾の狙いのもう一つ。
それは自軍小隊の視線の誘導。
血と死者の横たわる陰惨な足元を見て、竦ませない為に。
顔を上げさせ走らせる為の布石の一手。

自己満足かもしれない。
本当はこれが無くても、皆は戦場に斬り込んでいけたのだろう。
―― それでも。


(生き残らせる為の布石は、幾らあっても無駄じゃない!)


こんな、上官とはいえ小娘の指示で動いてくれているんだ。
だから、あたしは全力を尽くして応えないといけない。

50人という命を預かる事に、手を抜くとは、あたし自身が許せない。


「 ―― 『突撃中隊』が一角、ディアレント小隊全員に告ぐ。
 今だけは、守る為に拳を奮い、笑いなさい」


「横槍上等!!進撃せよ!!」

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