此処はポケモン擬人化軍隊企画、『御旗のもとに』参加キャラの専用ページです。 設置H20.2.29
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2008/06/22 (Sun)
04:51:30
◇真白の雪と温もりと(6/1)
ごにょごにょディアレントsideです…←
Lのつく某背高のっぽの大蛇さんをお借りしました^^
Lのつく某背高のっぽの大蛇さんをお借りしました^^
参ったわね…。
樹の根元に座り込んで溜息一つ。
降り出した雪は既に地面を白く覆い隠し、更には視界までも白で侵蝕しようとしている。
……小隊を中隊に合流させるのが先ね。
「レプト准尉、水影軍曹、アルマ軍曹、天蒼上等兵」
小隊内の回線から、Yes.と、四人の声が強くなる風に負けず響く。
「レプト准尉は先頭を。光の壁を使える隊員と一緒に小隊の引率をお願い。
水影軍曹とアルマ軍曹は隊の左右を挟んで、隊員がはぐれない様に気をつけて。それとアルマ軍曹は炎系の補佐を選んで一緒に行動する事。寒さに気をつけて。
天蒼上等兵。レプト准尉の傍で1分おきにフラッシュの点滅を。隊員の目印になる様に」
返るのは沈黙。どうしたのかしらと首を傾げれば、天蒼上等兵から通信が入る。
『で、小隊長は大丈夫なんですか』
じっ、とベルトを巻いて固定した右足首を眺め、にっこり笑う。
「大丈夫に決まってんでしょ。
あたしは後ろから追っ掛け行くけど、途中でへたれてたら雪玉ぶつけるわよ」
あくまでも軽い調子で言えば、通信機の向こうで微かに笑いが零れていた。
「それじゃ、」と言って通信機を切ったが、レプト准尉達4人は怪しんでいる事だろう。
……帰ったら怒られるなぁ、と思うとちょっぴり気が重い。
強まる雪に辟易しつつ、片足を引きずり目を凝らす。
(……んー)
ただ、幾ら目を凝らしても陸三中隊どころか他の陸兵にも出会わない。
……実を言えば、正直焦っていた。
だから背後から近付いてきた気配が、抜き身のサーベルを構えた見慣れた長身だと気付いた時。
―― 張り詰めていた緊張の糸がぷつぷつと切れた。
「なんだ、お前か。」
「び、びっくりするじゃない!!…す、すぐわかったけど」
「ほぉ、遠目からでも俺の姿が確認できたのか。目は霞んではないようだな」
「失礼ねっ!」
そう噛み付いてみたものの、言い訳にしか聴こえないだろう。
「で、どっちに向いて移動していたんだ。向こうは反対方向だ。そんなに死にたいのか」
「?え」
思わずぐるりと今まで向かっていた方向を振り返れば、背後で嗤う気配がする。
「素直に迷子になりましたと言えばどうだ。雪原で迷子になるのは珍しくはないがな。」
「違うわよ!敵兵を見つけたと思ったからこっちに来てたの!」
嘘は言ってないもの。うん。
それでもそんなあたしの虚勢を見透かしたのか、ルクス少尉は呆れたため息を吐きつつ、サーベルの血を振り払って鞘へと戻した。
「さぁ、行くか」
痛みで崩れそうになる足を気合いで堪え、ルクス少尉の言葉に頷くと、縦長の瞳孔が呆れを含んであたしを見下ろす。
「負傷者がいると足手まといだからな」
不意の一言に血の気が引き、痛めた足首から崩れそうになった。
膝を着かなかったのは ―― その前に支える手があったからで。
「な、何っ、…?!」
驚きも束の間。
ルクス少尉に猫の子でも掴むように担がれて思考が止まる。
「お前のその歩くペースに合わせていると時間がない。」
「だっ、大丈夫だから!あ、歩けるから下ろして!」
ルクス少尉の背中をぺしぺし叩いて訴えてみるもどこ吹く風。
「だったらさっさと歩いてみせろ。人が『せっかく親切に』してやっているというのにその態度はないな。」
「~~~!!」
精々暴れてみたものの、担ぎ上げているルクス少尉の腕が緩む事も無く。
寧ろそれで、あたしの背中に回されているルクス少尉の腕を意識してしまい。
―― 顔に熱が上がる。
「暴れるな。重い」
「!!な、なんですっt「刀の重さ以外に何がある。」
別の意味で顔に熱が上がって吠えたが、続いた言葉にふしゅうと鎮火。
……刀込みの重さと解っても、結構凹むのよ……。
口惜しかったから、担ぎ上げられているこの状況に存分に甘え ―― あたしにまるで関心を持ってないルクス少尉なんだから、甘えても気付かれ無いと思いつつ ―― ようとしても甘えれない自分の意地っ張り具合にまた凹む。
もそもそとルクス少尉の肩に頭を埋めれば、錆びた鉄の臭いがする。
「………ルクスしょーいー」
「なんだ」
「………怪我はー?」
「あると思うか?」
ふるふると首を振る。
「………じゃあ賭けはあたしの負けねー」
「今後の戦闘で負傷しないとも限らんが。負けを認めるのか」
「……あたしみたく不注意の怪我なんてしないでしょう?
……怪我なんて、しないのが一番なんだから」
―― 伝わる体温に彼が生きている事に安堵し。
―― 今までで一番彼に触れている事に顔を赤らめ。
―― コートに染み込んだ血に、また洗わないとと考えて……それだけの血が流れた戦場を目に焼き付ける。
―― それでもあたしは、彼が生きていた事を、嬉しく思うのです。
+++++
はい、ディアレントsideです。によによです。
私もによによしつつ文字打ってたんでおあいこです。
……なんだこのルクスさんsideとの濃淡の差は^q^
ルクスさんにまだ意識されてないのを良い事に、もっと密着っぷりを楽しもうかと思いつつ…不謹慎かと削ったらディアの弱い所が顕在化しましたあれー?
勇ましいは何処行った^^
漢前は何処行った^^
……こんなディアはルクスさん限定って事で^q^
私もちょっと樹海逝ってきたいと思います。
モットイチャ*2サセタカッタ…orz
樹の根元に座り込んで溜息一つ。
降り出した雪は既に地面を白く覆い隠し、更には視界までも白で侵蝕しようとしている。
……小隊を中隊に合流させるのが先ね。
「レプト准尉、水影軍曹、アルマ軍曹、天蒼上等兵」
小隊内の回線から、Yes.と、四人の声が強くなる風に負けず響く。
「レプト准尉は先頭を。光の壁を使える隊員と一緒に小隊の引率をお願い。
水影軍曹とアルマ軍曹は隊の左右を挟んで、隊員がはぐれない様に気をつけて。それとアルマ軍曹は炎系の補佐を選んで一緒に行動する事。寒さに気をつけて。
天蒼上等兵。レプト准尉の傍で1分おきにフラッシュの点滅を。隊員の目印になる様に」
返るのは沈黙。どうしたのかしらと首を傾げれば、天蒼上等兵から通信が入る。
『で、小隊長は大丈夫なんですか』
じっ、とベルトを巻いて固定した右足首を眺め、にっこり笑う。
「大丈夫に決まってんでしょ。
あたしは後ろから追っ掛け行くけど、途中でへたれてたら雪玉ぶつけるわよ」
あくまでも軽い調子で言えば、通信機の向こうで微かに笑いが零れていた。
「それじゃ、」と言って通信機を切ったが、レプト准尉達4人は怪しんでいる事だろう。
……帰ったら怒られるなぁ、と思うとちょっぴり気が重い。
強まる雪に辟易しつつ、片足を引きずり目を凝らす。
(……んー)
ただ、幾ら目を凝らしても陸三中隊どころか他の陸兵にも出会わない。
……実を言えば、正直焦っていた。
だから背後から近付いてきた気配が、抜き身のサーベルを構えた見慣れた長身だと気付いた時。
―― 張り詰めていた緊張の糸がぷつぷつと切れた。
「なんだ、お前か。」
「び、びっくりするじゃない!!…す、すぐわかったけど」
「ほぉ、遠目からでも俺の姿が確認できたのか。目は霞んではないようだな」
「失礼ねっ!」
そう噛み付いてみたものの、言い訳にしか聴こえないだろう。
「で、どっちに向いて移動していたんだ。向こうは反対方向だ。そんなに死にたいのか」
「?え」
思わずぐるりと今まで向かっていた方向を振り返れば、背後で嗤う気配がする。
「素直に迷子になりましたと言えばどうだ。雪原で迷子になるのは珍しくはないがな。」
「違うわよ!敵兵を見つけたと思ったからこっちに来てたの!」
嘘は言ってないもの。うん。
それでもそんなあたしの虚勢を見透かしたのか、ルクス少尉は呆れたため息を吐きつつ、サーベルの血を振り払って鞘へと戻した。
「さぁ、行くか」
痛みで崩れそうになる足を気合いで堪え、ルクス少尉の言葉に頷くと、縦長の瞳孔が呆れを含んであたしを見下ろす。
「負傷者がいると足手まといだからな」
不意の一言に血の気が引き、痛めた足首から崩れそうになった。
膝を着かなかったのは ―― その前に支える手があったからで。
「な、何っ、…?!」
驚きも束の間。
ルクス少尉に猫の子でも掴むように担がれて思考が止まる。
「お前のその歩くペースに合わせていると時間がない。」
「だっ、大丈夫だから!あ、歩けるから下ろして!」
ルクス少尉の背中をぺしぺし叩いて訴えてみるもどこ吹く風。
「だったらさっさと歩いてみせろ。人が『せっかく親切に』してやっているというのにその態度はないな。」
「~~~!!」
精々暴れてみたものの、担ぎ上げているルクス少尉の腕が緩む事も無く。
寧ろそれで、あたしの背中に回されているルクス少尉の腕を意識してしまい。
―― 顔に熱が上がる。
「暴れるな。重い」
「!!な、なんですっt「刀の重さ以外に何がある。」
別の意味で顔に熱が上がって吠えたが、続いた言葉にふしゅうと鎮火。
……刀込みの重さと解っても、結構凹むのよ……。
口惜しかったから、担ぎ上げられているこの状況に存分に甘え ―― あたしにまるで関心を持ってないルクス少尉なんだから、甘えても気付かれ無いと思いつつ ―― ようとしても甘えれない自分の意地っ張り具合にまた凹む。
もそもそとルクス少尉の肩に頭を埋めれば、錆びた鉄の臭いがする。
「………ルクスしょーいー」
「なんだ」
「………怪我はー?」
「あると思うか?」
ふるふると首を振る。
「………じゃあ賭けはあたしの負けねー」
「今後の戦闘で負傷しないとも限らんが。負けを認めるのか」
「……あたしみたく不注意の怪我なんてしないでしょう?
……怪我なんて、しないのが一番なんだから」
―― 伝わる体温に彼が生きている事に安堵し。
―― 今までで一番彼に触れている事に顔を赤らめ。
―― コートに染み込んだ血に、また洗わないとと考えて……それだけの血が流れた戦場を目に焼き付ける。
―― それでもあたしは、彼が生きていた事を、嬉しく思うのです。
+++++
はい、ディアレントsideです。によによです。
私もによによしつつ文字打ってたんでおあいこです。
……なんだこのルクスさんsideとの濃淡の差は^q^
ルクスさんにまだ意識されてないのを良い事に、もっと密着っぷりを楽しもうかと思いつつ…不謹慎かと削ったらディアの弱い所が顕在化しましたあれー?
勇ましいは何処行った^^
漢前は何処行った^^
……こんなディアはルクスさん限定って事で^q^
私もちょっと樹海逝ってきたいと思います。
モットイチャ*2サセタカッタ…orz
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