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此処はポケモン擬人化軍隊企画、『御旗のもとに』参加キャラの専用ページです。 設置H20.2.29
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メイさんとバトル!!
メイさんと、ライスさん、お名前だけですがアカガネさんとルクスさんをお借りしました。

長いです^^;
ミナモリさんの戦闘漫画の台詞をお借りしています!

Allegro:陽気に、快速に

夜間の偵察をしていた部隊と交代し、威力偵察に行くと言付けてアルマ軍曹と天蒼上等兵と共に先行する。
敵の部隊はまだ遠い。
目測だけれど…軽機関銃に機関砲。平地の森の中って事からか機関銃や直接支援火砲などの姿はいま一つ少ない。
ただ…気になるのが、余りにも兵の服装がバラバラな事と…若い兵士が多い事。
「……正規メアレイヒ軍と…学兵の混成部隊……?」
厄介ね…と周囲を見渡し、すっと息を吸う。
「アルマ軍曹。天蒼上等兵。先に中隊に戻って偵察の報告を」
「はい。しかし通信機で済ませれば良いのでは…」
「報告はするわ。でも貴方達は戦線に戻って」
スルリと腰に佩いた小太刀の一振り。
黒い紐飾りの玄兎を抜けば、それだけで察した二人が頷いて中隊基地の方へと姿を消した。

……まだ少し遠いわね。
それでも感じる気配に向け、半身の陰に小太刀を隠して構え、様子を窺う。
「ライス中尉」
『 ―― おぉ、ディア。どーした?』
「目測で前線基地から約5kmの地点にメアレイヒ軍の学兵混成部隊を発見。停止しているので進行方向は不明ですが、警戒を」
『あいよ』
「詳しい装備や位置はあたしの部下が伝えに戻ります。
 が、無闇に突っ込んで行かないで下さいね」
『 ―― お前は?』
「ちょっと遠回りして帰るので遅くなります」
『……応援いるか?』
「必要だったら部下帰してませんって。……戻って来てます?」
『………アカガネ達だったらまだだ』
「なら尚更駄目ですね。 ……切ります」
アカガネ少尉の一団は確か補給の軍楽隊の護衛に着いていった筈。
これから戦闘になるかもしれない時に、余計な人員を割かせる訳にはいかないわ。
ねぇ、そうでしょう?
木立の中で花青(ホワチン)の長い髪を揺らめかせ、楽しそうにこっちを見て笑っている彼女に向けて緩く首を傾げて問う。
「ごめんなさい。待たせちゃったかしら」
「んーん?良いわよぉ、それくらい」
にっこりと――笑う姿は、あたしと同じか少し上の女性にしては無邪気と言って良い程あどけなく。
ころころと笑う声は、場所の方がいっそ不釣合いだと思える程に明るい。
「あたしはメイ、よろしくね」
小首を傾げて笑えば、毛先に行くにつれて色鮮やかな長い髪が風になびく。

「名前聞いてもいいかしら?」

軍人ではない。
されど一般人でもない。
一般人が、こんな血臭漂う無人島で平然と笑っていてはいけない。
……メアレイヒの学兵さん…ねぇ。

「………ディアレント、よ」

正眼に構えた刃の先で、手甲の様に肘近くまでを覆う、変わった形状のハンマーを両手に装備した彼女が、それはもう鮮やかに笑う。

 …READY?

「そう」

 3

「よろしくね」

 2

「ディア」

 1 

―― GO!



地面を蹴ったのは同時。速さと重量が乗ったハンマーが届くほうが早い。
予想よりも速く振り下ろされたハンマーをまともに小太刀で防いで、失敗したと眉を顰める。
重い攻撃に、小太刀がギチリと耳障りな音を立てた。
膠着したら力で押し切られる――。
それは不味い。
「――っ。 火傷したらごめんなさいねっ!」
とろりと刃が焔色に染まる。
「? 熱っ!」
刃に燈った『炎の牙』がハンマーを熱し、その熱がハンマーを握る彼女の動きを一瞬鈍らせた隙にハンマーを弾く。
(一瞬だから…火傷まではしてないと良いけどっ…)
それでも逆の腕があたしに向けて振り抜かれる前に腕を押さえ、体勢の崩れたメイの懐に入り込んで、鳩尾を狙って柄尻で打つ。
しかし同じ鋼というタイプ柄、予想はしていたが然程のダメージは入っていない上に、打突の寸前に半歩下がられ殆どの衝撃を削がれる。
「残念」
「あはっ。まーだまだ甘いわよっ!」
追いの二撃目を入れようとするのを止め、反射で飛び下がる。
唸りを上げて振り下ろされた両手のハンマーが地面を抉り、細かな砂礫が跳ねて踊る。
切り飛ばさずにいけるか?と地面にめり込んだハンマーに守られていない、剥き出しの腕を折る気で小太刀を一閃。
あれだけの重い武器。防御で持ち上げるにも時間が掛かる。
武器を手放すか如何か――その逡巡の隙を突くつもりだったのだけれど。
「っと」
彼女はあっさりとハンマーから腕を抜くと、バックステップで距離を取った。
あたしの刃が切ったのは、風で取り残された数本の髪と笑い声。
判断の速さに眼を見張る。
「……いいの?武器手放して」
「うん。だって ―― 」
追撃の白刃を避けながらも、彼女が浮かべるあどけない笑顔は戦闘開始から変わらない。

「困らないもの」

その一声に、そわりとした悪寒。
直感で横に跳んで、さらに迫る質量から距離を取る。
「残念。気付かれちゃったか」
背後から襲って来たハンマーが、彼女の傍にふよりと浮いている。
「……遠隔操作も可能な訳ね…」
掠って痺れの残る肩を押さえて苦笑すれば、ハンマーを装着したメイも笑い返す。
「そっ。だーかーらー…」

―― もっと遊びましょう?

その一言に、あたしの口にも笑みが浮かぶ。




「ね。楽しい?楽しい?」
「まさか」
そう軽口を返し刃を振るいながらも、あたしの口元に浮かぶのは笑み。
この状況をしっかり楽しんでいるのだから、ルクス少尉達を窘める事なんて出来やしない。
響く金属音は鋭く短く。
鍔迫り合いになるのを避けて、打ち込めば直ぐ様飛び下がる。
しかし間を置かずに打ち込むのはどちらも同じ。
動き続ける膠着状態。
決定打こそ入らないものの、細かな傷が増えていく。

(―― まずい、かしら)

十数分なのか、数十分なのか。
長いように思えても実際はもっと短いのだと思うけれど…。
此処で体力を使い尽くしたら、前線に戻っても戦えない。
……戦場じゃなかったら、もっと楽しめるのに。
―― それに気になるのは、遠くで響いた爆発音。
動き回っていたから定かではないけれど…あれは陸三の前線基地のある方じゃなかったかしら?
早く戻らないと。―― そう思いながらも、逃げる隙が見当たらない。
舌打ち一つ。
―― 殺(や)られる気も、諦める気も無いけれど。



飛び込んで、ディアレントは双剣の小太刀をメイのハンマーで覆われていない腕に向けて切りつける。
が、あっさりと逆の腕のハンマーで防がれ、受け止めた腕でそのまま横に振り払われた。
怪力とあいまってか、軽々とディアレントの身体は空を滑り、背後の藪の多い森へと突っ込んだ。
「あっ…も~。もう少し粘ってよねっ!ディア」
つまんないじゃない。とぷうぷう言いながら、思ったよりも飛んだなぁとディアレントが飛ばされた藪を窺い、向こうに行こうと足を踏み出した瞬間。
パキン、と音を立てて、茂っていた低木が凍り付く。
「あっぶないわねぇ…」
「悪いわね。ちょーっと戻らないといけなくなっちゃって」



凍り付いた藪の先は鋭く、有刺鉄線ばりにその存在を主張する。
「えー?逃げるの?」
「ええ。どうにも厄介な事があたしの方に起きたみたいでね」
「折角楽しんでたのに」
「あたしも残念だわ」
パキパキと、白い小太刀を生やした藪は、徐々に周りの木々を巻き込んで、氷の枝葉をさらに広げる。
広がる氷樹の対岸で、それぞれの得物を構えるも ―― その顔にあるのはやはり笑み。
「また会えた時には、埋め合わせさせてちょうだい?」
但しバトルなら一対一(サシ)でヨロシク。と手をグーパー開いて笑えば、不満そうにメイが腕を組む。
「それじゃーあたしが損してない?」
「なら手土産にオースィラの美味しいスイーツでも」
ならいっか、と頷き一つ。彼女が組んでいた腕を解くのが氷の枝葉の隙間から見えた。
あたしは突き刺していた白い小太刀の白鴉を黒の玄兎と共に納め、裾から抜き出した飛剣を広がる氷樹に投じる。

『炎の牙』の宿る飛剣が氷を砕き、湧き立つ水蒸気が視界を隠す。

「それじゃあ」
「そーね」


 ――「「またいつか」」


水蒸気の晴れた其処に、幾許かの戦闘痕だけを残して。
二人はその場から姿を消した。

+++++

メイさんとお手合わせしていただきました!!
ふふふ……遅い上に長いですorz

ディアもメイさんも戦闘好き…と言う事で、多分戦争そっちのけでバトルを楽しんでそうだなーと^^
お陰で 戦争<本能バトル な感じになりました。

筆は遅いですが、凄く楽しく書かせていただきました!
ミナモリさん、本当に有難う御座いました!!
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