此処はポケモン擬人化軍隊企画、『御旗のもとに』参加キャラの専用ページです。 設置H20.2.29
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2008/06/08 (Sun)
21:54:58
◇非日常の中の日常の謳歌(5/30)
黒藍君、まもりちゃん、カシヤノフさん、ライスさん、リクくん、ルクスさんと、お名前だけですが、アカガネさん、琥狼さん、デイモスさんをお借りしました!!
お借りした人数最多です。
自重無理でした。
野沢菜軍医が漢を見せた日の事です。
ビバのざまも!!
長いですっ。
お借りした人数最多です。
自重無理でした。
野沢菜軍医が漢を見せた日の事です。
ビバのざまも!!
長いですっ。
森の中を突っ切って、第三中隊の基地へと走る。
燃え広がった様子は無く、爆発のみ。
それでもさざめく兵の様子は只事じゃない。
―― 暴発だと、掌から先を失った兵にモルヒネを注射をしていた軍医が言った。
野沢菜軍医――もとい、黒藍軍医の小隊の護衛で後方の陸軍基地へと向かう搬送車の中。
同乗している負傷者の右手首につけられたトリアージ・タッグは一様に緑か黄。
幸いにも黒 ―― 死亡・救命不可能と判断された者はおらず、赤いタグの重傷者は空軍によって後方の医療船へと運ばれた。
それでも、救命処置がされたとはいえ、常に鉄の臭いが車内に満ちる。
「野沢菜軍医。水飲みます?」
「あぁ…おおきに」
疲労の所為もあるのだろうけど…顔色の冴えない野沢菜軍医に水の入った水筒を渡す。
「陸軍基地も、もうそろそろですから」
「ああ…そやなぁ」
そう言いつつ、野沢菜少尉は何処か落ち着かない様子で窓の外をちらちらと窺っている。
(……もう少し窓開けれればいいんだけれど)
負傷者搬送中をしめす、赤十字のペイントがされた車輌とはいえ、狙撃の危険性がある為に軍医を窓際には座らせられない。
僅かに窓を開けてはいるが、それも気休め程度に車内の空気を押し出すだけだ。
「悪いわね。一応警護上、換気の為でもそんなに窓開けれなくて。気休め程度なら薄荷飴とかあるけど…」
いる?と個別に包装された薄荷飴を取り出せば、「へ?」と不思議そうな顔をされた。
「?……気分悪くて窓の方を見てたんじゃ…?」
「や、そないなことあらへんよ?」
「そう?」
考え過ぎだったかな、飴を仕舞い、改めて口を開く。
「黒藍軍医」
「あたし達の仲間を助ける為に、力を尽くして下さって有難う御座います」
「……なんやの、藪から棒に」
「言える礼は言える内に言っておこうと思いまして」
「……儂等だけの力やあらへん。
包帯も止血帯もカツカツやってん。補給物資きーひんかったら、もっとあかんようになってたわ」
「そうね。アカガネ少尉が護衛していた琥狼少尉と…カシヤノフ少尉の護衛で此処まで来てくれたまもり少尉が運んできてくれたから…」
――三人とも、陸軍基地にまだいてくれたらお礼が言えるんだけど。
ぽそりと言った一言に、野沢菜軍医のそわそわが一層強くなった気がするのは…気の所為?
- - -
程なく着いた陸軍基地。
特に戦火に晒された様子も無く、出立した時と何ら変わらない姿に安心する。
「ほ、ほな。おおきにディアレント少尉」
「あぁ、はい。お疲れ様、野沢菜軍医」
搬送車を医療船に向かう兵に引き継ぎを終えると、挨拶もそこそこに野沢菜軍医は基地内に入って行った。
どうしたんだろうと首を傾げつつ、デイモス大隊長の所に報告に行く途中、その声は基地内に良く響いた。
「まも姉さんは儂が守んねん!!」
見ればカシヤノフ少尉を睨み付ける野沢菜軍医。その腕の中にはぽかんとしたまもり少尉。
この状況にさっきの言葉を嵌めれば、一目瞭然。
耳鳴りしそうなまでに静まり返った基地内。
引いた波が帰るように、ひたひたと、じわじわと。
生温~い視線が三人…否、野沢菜軍医に注がれている。
はっと腕の中のまもり少尉と眼が合った野沢菜軍医。
茹で蛸になった野沢菜軍医から、陸軍基地を震わせる程の絶叫が響いたのはそのすぐ後だった。
- - -
(や~。良いもんみたわ~)
ほのぼのとした気持ちの中に、ほんの少し羨む気持ちがあったのも本当だけれど……実れば良いなぁと思いながら戦場に戻ったその後。
「よ、よぉルクス!無事だったみたいだな!ってなんだお前その服!!」
「うわっ、真っ赤じゃねぇか!」
「殺してくれと言わんばかりに兵が寄って来たんでな。時間は掛かるくせに全く手ごたえのない奴らばかりだったが。」
「…え?ルクス少尉?」
合流したルクス少尉を、ぎょっとした顔で見るライス中尉とリク少尉。
紫のコートを返り血まみれにしても淡々としているルクス少尉なのだけれど……別れる前と明らかに違う点が…。
「あ、あの、ライス中尉。ル、ルクス少尉ってこんなに饒舌でしたっけ?」
「い、いや、知らん…俺も初めて見る…」
「何だ。言いたいことがあるなら言え。そんなに物珍しいのか?あ?」
ぽしょぽしょライス中尉に耳打ちしてたら、普段より10割増しで饒舌なルクス少尉に睨まれた。
「え、や、何でもない…ちょっと、意外だなぁと思って」
「俺みたいな奴は軍人であれば腐るほどいる。珍しくはないが」
「そ、そういうことじゃなくて」
せ…戦闘好きぢゃなくてさ。
え、なに。
ルクス少尉は饒舌になってる自覚はあるの?無いの?え?
「…うぅん、まぁ良いわ。先急ぎましょう」
頭の中がぐるぐるし始めたのを切欠に、疑問は一時棚上げ。
陸二の応援に、一路湖までの道を急ぐ。
「あ、ルクス少尉」
「なんだ」
「湖の片ついたらそのコート洗うわよ」
「いらん」
「却下。
湖でも暴れてコート血みどろになるんだから終わったら洗わせなさい」
「………いらん」
不毛な問答を続けるのも性じゃない。
強情なルクス少尉の襟元掴んで一言。
「つべこべ言わず黙って洗わせなさい」
後にライス中尉に眼がマヂだったと突っ込まれた。
……あたしはむしろ、返り血まみれのルクス少尉の姿を見て、それでも厭だと思わなかったあたし自身に突っ込みたい。
+++++
長いよorz
朝凪さん…おかしな所はビシバシ指摘してください…。
のざまも…大好きです。
そして私はディアに何をさせたいんだ…。
好きな相手の襟首掴んで凄む娘が何処にいる…orz
あああ…此方こそ引かないでください310さんルクスさんorz
最後がうにゃうにゃで御免なさい。
要するに料理とか洗濯の家事関係は、ディアが非日常と日常のバランスを取る為の手段です。
こまこま働いてストレス解消する人←
燃え広がった様子は無く、爆発のみ。
それでもさざめく兵の様子は只事じゃない。
―― 暴発だと、掌から先を失った兵にモルヒネを注射をしていた軍医が言った。
野沢菜軍医――もとい、黒藍軍医の小隊の護衛で後方の陸軍基地へと向かう搬送車の中。
同乗している負傷者の右手首につけられたトリアージ・タッグは一様に緑か黄。
幸いにも黒 ―― 死亡・救命不可能と判断された者はおらず、赤いタグの重傷者は空軍によって後方の医療船へと運ばれた。
それでも、救命処置がされたとはいえ、常に鉄の臭いが車内に満ちる。
「野沢菜軍医。水飲みます?」
「あぁ…おおきに」
疲労の所為もあるのだろうけど…顔色の冴えない野沢菜軍医に水の入った水筒を渡す。
「陸軍基地も、もうそろそろですから」
「ああ…そやなぁ」
そう言いつつ、野沢菜少尉は何処か落ち着かない様子で窓の外をちらちらと窺っている。
(……もう少し窓開けれればいいんだけれど)
負傷者搬送中をしめす、赤十字のペイントがされた車輌とはいえ、狙撃の危険性がある為に軍医を窓際には座らせられない。
僅かに窓を開けてはいるが、それも気休め程度に車内の空気を押し出すだけだ。
「悪いわね。一応警護上、換気の為でもそんなに窓開けれなくて。気休め程度なら薄荷飴とかあるけど…」
いる?と個別に包装された薄荷飴を取り出せば、「へ?」と不思議そうな顔をされた。
「?……気分悪くて窓の方を見てたんじゃ…?」
「や、そないなことあらへんよ?」
「そう?」
考え過ぎだったかな、飴を仕舞い、改めて口を開く。
「黒藍軍医」
「あたし達の仲間を助ける為に、力を尽くして下さって有難う御座います」
「……なんやの、藪から棒に」
「言える礼は言える内に言っておこうと思いまして」
「……儂等だけの力やあらへん。
包帯も止血帯もカツカツやってん。補給物資きーひんかったら、もっとあかんようになってたわ」
「そうね。アカガネ少尉が護衛していた琥狼少尉と…カシヤノフ少尉の護衛で此処まで来てくれたまもり少尉が運んできてくれたから…」
――三人とも、陸軍基地にまだいてくれたらお礼が言えるんだけど。
ぽそりと言った一言に、野沢菜軍医のそわそわが一層強くなった気がするのは…気の所為?
- - -
程なく着いた陸軍基地。
特に戦火に晒された様子も無く、出立した時と何ら変わらない姿に安心する。
「ほ、ほな。おおきにディアレント少尉」
「あぁ、はい。お疲れ様、野沢菜軍医」
搬送車を医療船に向かう兵に引き継ぎを終えると、挨拶もそこそこに野沢菜軍医は基地内に入って行った。
どうしたんだろうと首を傾げつつ、デイモス大隊長の所に報告に行く途中、その声は基地内に良く響いた。
「まも姉さんは儂が守んねん!!」
見ればカシヤノフ少尉を睨み付ける野沢菜軍医。その腕の中にはぽかんとしたまもり少尉。
この状況にさっきの言葉を嵌めれば、一目瞭然。
耳鳴りしそうなまでに静まり返った基地内。
引いた波が帰るように、ひたひたと、じわじわと。
生温~い視線が三人…否、野沢菜軍医に注がれている。
はっと腕の中のまもり少尉と眼が合った野沢菜軍医。
茹で蛸になった野沢菜軍医から、陸軍基地を震わせる程の絶叫が響いたのはそのすぐ後だった。
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(や~。良いもんみたわ~)
ほのぼのとした気持ちの中に、ほんの少し羨む気持ちがあったのも本当だけれど……実れば良いなぁと思いながら戦場に戻ったその後。
「よ、よぉルクス!無事だったみたいだな!ってなんだお前その服!!」
「うわっ、真っ赤じゃねぇか!」
「殺してくれと言わんばかりに兵が寄って来たんでな。時間は掛かるくせに全く手ごたえのない奴らばかりだったが。」
「…え?ルクス少尉?」
合流したルクス少尉を、ぎょっとした顔で見るライス中尉とリク少尉。
紫のコートを返り血まみれにしても淡々としているルクス少尉なのだけれど……別れる前と明らかに違う点が…。
「あ、あの、ライス中尉。ル、ルクス少尉ってこんなに饒舌でしたっけ?」
「い、いや、知らん…俺も初めて見る…」
「何だ。言いたいことがあるなら言え。そんなに物珍しいのか?あ?」
ぽしょぽしょライス中尉に耳打ちしてたら、普段より10割増しで饒舌なルクス少尉に睨まれた。
「え、や、何でもない…ちょっと、意外だなぁと思って」
「俺みたいな奴は軍人であれば腐るほどいる。珍しくはないが」
「そ、そういうことじゃなくて」
せ…戦闘好きぢゃなくてさ。
え、なに。
ルクス少尉は饒舌になってる自覚はあるの?無いの?え?
「…うぅん、まぁ良いわ。先急ぎましょう」
頭の中がぐるぐるし始めたのを切欠に、疑問は一時棚上げ。
陸二の応援に、一路湖までの道を急ぐ。
「あ、ルクス少尉」
「なんだ」
「湖の片ついたらそのコート洗うわよ」
「いらん」
「却下。
湖でも暴れてコート血みどろになるんだから終わったら洗わせなさい」
「………いらん」
不毛な問答を続けるのも性じゃない。
強情なルクス少尉の襟元掴んで一言。
「つべこべ言わず黙って洗わせなさい」
後にライス中尉に眼がマヂだったと突っ込まれた。
……あたしはむしろ、返り血まみれのルクス少尉の姿を見て、それでも厭だと思わなかったあたし自身に突っ込みたい。
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長いよorz
朝凪さん…おかしな所はビシバシ指摘してください…。
のざまも…大好きです。
そして私はディアに何をさせたいんだ…。
好きな相手の襟首掴んで凄む娘が何処にいる…orz
あああ…此方こそ引かないでください310さんルクスさんorz
最後がうにゃうにゃで御免なさい。
要するに料理とか洗濯の家事関係は、ディアが非日常と日常のバランスを取る為の手段です。
こまこま働いてストレス解消する人←
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